路面(街場)と商業施設で異なることは?
路面(街場)出店、商業施設出店、それぞれ良し悪しがあります。
まとめてみました。
【路面(街場)】
(良い点)
・賃料が安価で済むことがある
・自分達のペースで営業しやすい
・長く商売できる…普通借家契約が多い
・すぐ出店できる
(悪い点)
・隣や近隣のお店とブランドフィットしないことが起こりえる
・業態のカニバリがおこりえる
・売上が読みにくい
・貸主の考え方やモラルはさまざま
【商業施設】
(良い点)
・基本的に安全性・健全性が高い
・女性客やファミリー客に利用して頂きやすい
・業態バッティングはない…配慮される
・売上が読みやすい…周りのお店の売上を知れる
・貸主と一定のモラル・見識をもって話し合いができる
(悪い点)
・長く商売しにくい…定期借家契約が多い
・比較的賃料が高い…固定+歩合(+諸経費)という段階的な賃料が多い
・施工費用が高い(B工事が高い)
・制約が多い…営業時間など
ざっとこんな感じでしょうか・・・
出店は「儲かる儲からない」という基準で考えられるケースが多いと思います。
実利だけ考えていくのであれば、路面(街場)出店の方が良いでしょう。
しかし、実利だけ追っても出店の最大化を図れるとは思えません。
店舗ビジネスは、まずできるだけ多くの人に認知して頂き、信用して頂くというプロセスも必要です。特に女性のお客様には機能的価値だけでなく情緒的価値、つまりブランド力が求められます。
ブランド力をつけていくには、やはり商業施設への出店も行なっていく必要があると考えます。
カフェでいえば、スターバックスとドトールの違いがそこにもあるように見えます。
出店は、実利とブランドの両方、つまり路面と商業施設ともに出店場所として考えていくことで、出店の最大化を図れるかと思います。