リソースを集約することでより良い展開を

営業マンとして良い成績を残せていたので、人事採用は得意だと思っておりました。
実際に採用活動でも物件開発でも計画に遅れをとったことは無かったですし。
しかし、幹部ポストの採用はそうはいかなかった。できるだけ生え抜き社員を幹部に登用したいと思っていたが、外部から採用するしかない場合もあったり。履歴書に書かれた成果が本人の力量によるものだったのか、そうではないのか、見極めが難しい。採用したら最後、その人に大部分を任せるしかないのです。

一方、世の中は働き方も格段に変わってきた。テレワークで多くの仕事をこなせるようになってきました。
もしかしたら必要人数はもう少し少なくて済むようになるはずです。
人口は減り続けていく中で、お客様に選んでもらうためには、より大事なところにリソースを集中していく必要があると思います。

今の時代、出店開発チームは社内に多くのリソースを抱える必要があるとは思えません。
不動産事情など商慣習は特殊な仕事であり、人材育成も難しい。そこに神経を注ぐよりも、できるだけ商品や現場にリソースを集約した方が良いわけです。

自ら担当した出店数は200を超え、業態もエリアも様々経験したが、過去の経験にとらわれることは無く、否定をしながら、未来について考えることを大事にしてきました。出店することだけでなく、ブランドやコンテンツから共に考えさせて頂き、どうするべきかを様々な角度から提案させて頂きたいと思います。